- 騎乗テクニック
そういうことか!鐙が外れやすい人の共通的な問題点
あなたは、鐙がよく外れますか?
例えば、馬が速歩をし始めたら鐙が外れてしまい、
鐙を履くために足をバタバタして探すのですがなかなかうまく履けず、
しまいには、ずっと速歩の反動を受けるのでお尻が痛くなったことありませんか?
あと駆歩ですかね。
馬の駆歩の動きについていけなくて、馬が沈み込む瞬間に鐙が外れてしまい、
手綱を引いて止めようと思うのですがなかなか止まってくれず、
駆歩が終わったと思ったら速歩になってしまい、
反動を受け続けて騎乗どころではなくなってしまったことありませんか?
はい。
これ全部私のことです(笑)
本当何で鐙外れるんですかね?
しっかり鐙を踏んでいるはずなのに、ひょんなことから鐙が外れてしまうんですよ(怒)
もう速歩とか駈歩は鐙が外れるから嫌だなとか思いながら、騎乗をしていたんですけど
ある時、気づいたんですよね鐙が外れる理由。
しかも結構簡単な理由なんですよ。
気づいてからは、そうりゃそうだよ。
だって○○なんだから。って思いました。
あなたもきっと聞いたら納得されると思いますよ。
え?知りたいですか?
鐙が外れてしまう理由~。
ど~しようかな~。
そう簡単には教えられないかな~(チラチラ)
すみません!!
すぐに教えますので、閉じるのはやめて下さい!!
ゴホンそれでは、発表します。
鐙が外れやすくなる理由とは
実は
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「鐙が踏めていないからです!!」
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え!?
怒ってます?
痛い!!いやいや、物を投げるのはやめて下さい。
だって騎乗したら当然鐙踏んで騎乗してますもんね。
それなのに、鐙が踏めてないからって言われても納得しないですよね。
でも本当そうなんですよ!!
これからその鐙が踏めていない理由と対策についてご説明していきたいと思います。
ぜひ、最後まで読んでいただきご納得下さい。
実は当たり前?鐙が踏めないのは当然のこと
まずは、騎乗中鐙はどこにあるべきか知っていますか?
こちらの記事でも書いていますが、理想はお尻の下にくるようにしたいですよね。
それでは、次に毎日の日常生活の中で足の位置がお尻の下にくる時ってどんなときでしょうか?
「え?なんで日常生活。乗馬と関係ないじゃん!!」
まあまあ、そう言わずに一度考えてみて下さい。
恐らく、日常生活の中でお尻の下に足がくる時は、ほぼ無いと思います。
椅子に座る時も自転車に乗っている時も足は体に対して前に出ている状態がほとんどです。
そんな瞬間ほとんど無いのに、騎乗の時だけ足の位置をお尻の下になんて、まあ無理ですよね。
じゃあ日常生活の中でほとんど足が前にある状態しかないことと鐙が外れやすくなることってどう関係しているのかということですが、これ実際に体感してもらえるとわかります。
あなたの近くにある椅子に座ってください。
その状態で騎乗姿勢を保ち、前にかがまないで立ち上がろうとして下さい。
立てましたか?
おそらく立てないと思います。
もしその状態で立とうとするのであれば、足の位置を後ろに引かないと立てないのではないでしょうか。
はい。
では、これを騎乗に置き換えてみましょう♪
力が入らない状態で、鐙を履いてもしっかり踏めませんよね?
これが、私が言った「鐙を踏めていない」ということです。
今鐙が踏めていない方は、おそらく鐙が短く、足の位置がお尻に対して前の位置になるように騎乗していると思います。
今考えてみると思い当たる経験があるのではないでしょうか?
乗馬の騎乗は普段の生活とかけ離れた状態ですから、そんな状態で鐙をしっかり踏むというのは難しいというか、踏めなくて当たりまえのことなのです。
なので、あなたが騎乗した際に鐙が外れることも当然と考えていいと思います。
そうは言っても、やっぱり鐙が外れないように騎乗したいですよね?
それでは、これから鐙が外れにくくなるように騎乗する方法についてご説明していきたいと思います。
実は自分で鐙を外れやすくしている?理想的な鐙の位置とは
では、核心となる鐙がはずれにくくなるように騎乗する方法についてですが、前の説明の通り、足の位置がお尻の下になるように騎乗すれば鐙は外れなくなるのか?
と思われるかと思います。
まあ正解ではあります。
ですが、実は単純にはいきません。
それは、あなたの鐙の位置がおそらく短いからです。
鐙が短いとなぜ、単純にはいかないかというと、これも椅子に座ることで理解できます。
椅子を鞍と考えてまたがるように座ってください。その状態で足の位置をお尻の下に持ってくるようにして下さい。
すると、つま先立ちになって、とてもかかとを下げた状態でお尻の下に足をもっていくことができないかと思います。
実はこれが問題なのです。
普段の騎乗では、鐙が外れにくくなるようにと鐙を短くして騎乗されているかと思いますが、これは、常歩や軽速歩ではいいんですが、正反動や駆歩をする際には逆効果で、鐙が短いと足の位置をお尻の下にもっていくことができないので、鐙がしっかり踏めなくなり逆に外れやすくなってしまうのです。
なので、上級者になるにつれて少しずつ鐙を長くしていく必要があります。
では、どの程度鐙を長くすればよいかということについてですが、
これも椅子に座って頂くことでわかります。
先ほどと同じで椅子を鞍に見立ててまたがった状態で座って下さい。
そして、足の位置をお尻の下に移動させようとするとつま先立ちになるかと思いますが、その状態で、騎乗姿勢を保ち、少しずつ立ち上がるよう腰の位置を高くしながら、かかとを下げていってください。
そしてかかとが地面についたところ。
はい!!そこです!!
そこが、理想的な鐙の長さです。
この位置であれば、鐙にしっかり力を入れて踏むことができるようになりますので、鐙の位置をこの位置してもらうと鐙が外れにくくなるのですが。。。
この鐙の位置、最初は鐙が長く感じる位置になると思います。
普段の騎乗では鐙を短くしているので、いきなり長くするととても怖く感じてしまいますし、騎乗姿勢は慣れていない姿勢となりますので、普段の生活の癖で体に対して足が前に出てしまうと、結果的に鐙が外れやすくなってしまいます。
なので、騎乗を繰り返す度に少しずつ長くしていったり、騎乗が慣れた後半のタイミングで鐙を長くするなど、徐々に行っていくことをオススメします♪
最後に
ここまで読んでもらえると鐙が外れやすい理由もわかってもらえたと思います。
ですが、これはすぐによくなるというわけではありません。
前提として騎乗姿勢が常に保てる必要があるので、ある程度時間と練習が必要になります。
騎乗姿勢であれば、普段の生活の中でも練習することができると思いますので、無意識にでも騎乗姿勢が保てるようになったら少しずつ鐙を長くしてしっかり鐙が踏めるようになっていきましょう。
...最後まで読んで納得できない方がいたら、ごめんなさい!!
最後まで読んでいただきありがとうございます!!
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